棚田 — 憧れの風景 — こんなところへ行ってみたい
棚田 に憧れる。
本屋さんで「棚田百選」みたいなものを目にすると、
つい手に取ってしまう。
上の写真は無料写真サイトからのもので、
ベトナムの棚田だ。
収穫に近い季節なのか、
黄色のグラデーションが美しい。
それからこれは、
丸山千枚田というところ。
三重県熊野市紀和町丸山地区にあるという。
美しい。
それからこれ。
兵庫県佐野町のもの。
とても美しい。
棚田は実は行ったことがある。
伊根の千枚田というところ。
ちょっと写真をお借りします。
この写真では田んぼに水も入って
夕暮れの美しい空色が映っていますが、
わたしが行ったのはGWのころで、
まだ田んぼに水も入っていなかった。
ただ、この棚田は、とても古いものらしく、
その点でとても感動した。
そして、一つ一つの田んぼが、
思った以上にせまく、小さく、
稲が10列も並ばないような部分さえあった。
水を入れるからこそ、
水平にする必要があったわけなのだが、
それにしても、
こういう傾斜のあるところに、
細かい階段状のものを作るという
労力が思いやられた。
棚田 に行くなら、田植え後から稲刈り前までに限る
そうわたしは思っています、
やはり、棚田の美しさを味わうならば、
田植えのために水を入れたあと、
水に映り込みがあるときとか、
稲が育って緑の絨毯みたいなときとか、
黄金色の収穫前の時期に限ります。
長野県の姨捨の棚田にも行ったことがあります。
また写真をお借りします。
写真ではこんなふうに美しいのですが、
これは、やはり青々とした稲が、
絨毯のように植わっているからこそ。
わたしが行ったのは真冬で、
雪でも降っていればまた別の風景が楽しめたかもしれないですが、
田んぼは灰色に乾き切って、
雑草がボサボサのまま枯れ果てたあぜ道と同化して、
よくみなければ、そこに棚田があるということが
わからないくらいでした。
棚田は、田んぼが狭いからこそ感動する
それにしても、
棚田は、近くでみると、
思った以上に田んぼ一つ一つが狭く小さい。
そのことに感動する。
実物を見てから、
狭く細長い棚田の風景に余計感動するようになった。
ベトナム
これは壮観だけど、近くでみると
「えっ?」
と思うほど狭いに違いない。
これもスゴいな!
フィリピン・コルディリェーラの棚田群
これは世界遺産にもなっている。
これなんて、田んぼよりも段の部分の面積の方が広いのでは?
ほとんど芸術品です。
一体どうなっているんだろう?
見ているだけで楽しくなってきます。
何故、よりもよって、
こんな急な山の斜面に田んぼを作ったのか!?
と突っ込みたくなるほどです。
まあ、あれこれ事情はあったのでしょうが。
それにしても、
こんな青々とした極狭な棚田にはいつか行ってみたいですね。